知覧醸造

知覧醸造のある南九州市知覧町は、鹿児島県薩摩地方の南部にあり、武家屋敷などが建ち並ぶ歴史情緒あふれる街です。その景観の美しさから「薩摩の小京都」とも呼ばれています。

温暖な気候と火山灰による水はけの良い土壌で、お茶やさつまいもなどの栽培が盛んです。良い焼酎を造るには芋の鮮度は欠かせませんが、知覧醸造では地元の畑で採れたばかりのさつまいもを厳しく選別し、その日の内に加工しています。

「機械で造るな、五感で造れ」
これは、先代杜氏の言葉です。他の蔵元が、焼酎造りに機械化を進める中、「五感で感じて造らなければ、飲み手に伝わる焼酎は造れない。」という想いが先代にはあって、このように語っていたのではないかと思います。

「誕生日だから飲みたいねと、お客様から言われる焼酎を造りたい。」
特別な日に選んでいただけるような「口当たりの柔らかい優しい焼酎」造りを追及しています。